大浮世絵展 国際シンポジウム 開催の御案内
国際浮世絵学会は、前身である日本浮世絵協会が1962年に設立されて以来、2012年に創立50周年を迎えました。2012年に周年事業の一環として浮世絵展を開催すべく、企画立案をいたしましたが、2011年3月11日に東日本大震災が起こり、事業は延期を余儀なくされました。
しかしながら、ヨーロッパとアメリカの美術館、国内の美術館、博物館、図書館などの諸機関、多くのコレクター、美術商、それに会員の方々、さらには読売新聞社の絶大なご協力を得て、2014年1月にようやく、浮世絵の全史を通覧できる文字通りの「大浮世絵展」が開催される運びとなりました。
この記念すべき展覧会に合わせ、2014年1月26日(日)に「国際シンポジム」を江戸東京博物館にて開催いたします。ヨーロッパからマティ・フォラ―氏(ライデン国立民族学博物館教授)、アメリカからジュリー・ディヴィス氏(ペンシルバニア大学准教授)をお招きし、国内外の会員の研究者に発表していただくほか、特別ゲストとして高階秀爾氏(大原美術館館長)をお迎えし、ご講演いただきます。
このシンポジウムを通じて、世界に誇るべき浮世絵の歴史とその魅力を十分にご理解、ご堪能いただけるものと確信しております。会員の皆様、ぜひ、お誘い合わせの上ご参加ください。
国際浮世絵学会
理事長 小林 忠
【開催概要】
国際浮世絵学会50周年記念・江戸東京博物館開館20周年記念
大浮世絵展 国際シンポジウム
日 時 2014年1月26日(日)13:00~17:40
会 場 東京都江戸東京博物館 1階ホール
主 催 国際浮世絵学会
協 力 東京都江戸東京博物館・読売新聞社
参加費 会員無料 ※受付にて2013年度の会員証をご提示ください
一般の方の受付は終了しました
【スケジュール】
12:30 受付開始
司会 藤澤 紫(国際浮世絵学会国際委員会委員長)
13:00 開会の辞 小林 忠(国際浮世絵学会理事長)
13:10 パネル1 竹内 誠(国際浮世絵学会理事・江戸東京博物館館長)「相撲と浮世絵」
パネル2
小林 忠(国際浮世絵学会理事長・岡田美術館館長)「江戸時代絵画と浮世絵」
パネル3
高階 秀爾(大原美術館館長)「浮世絵と西欧芸術」
(休憩)
司会 及川 茂(国際浮世絵学会国際委員会副委員長)
パネル4
Julie Nelson Davis(国際浮世絵学会会員・ペンシルバニア大学准教授)「鳥山石燕と喜多川歌麿」
パネル5
大久保 純一(国際浮世絵学会企画委員会委員長・国立歴史民俗博物館副館長)
「葛飾北斎と歌川広重ー風景画のリアリズムについてー」
パネル6 Matthi Forrer(国際浮世絵学会理事・ライデン国立民族学博物館教授)
「葛飾北斎とその作品の源泉」
16:25 (休憩)
16:40 パネルディスカッション(パネリスト6名)
コーデイネーター 小澤 弘(国際浮世絵学会常任理事・江戸東京博物館都市歴史研究室長)
17:30 閉会の辞 竹内 誠(江戸東京博物館館長)
国際浮世絵学会国際シンポジウム事務局:小林 忠・藤澤 紫・大久保 純一・及川
茂・樋口 一貴・渡邊 章一郎・
小澤 弘・我妻 直美・阿美古 理恵